そんなにたくさん飲んだら駄目だよ
と言うと
たくさん残ってるし
たまには沢山のんだ方が体にもいいんだ
と父が答えて
割と従順に父に従うことの多かった母も
それに続いて
そうそう、たまには沢山のんだ方がいい
と同調する
父が、父自身と母の
食後に飲む薬を
一人分ずつ
小皿に全部出して置いておく
いつもの風景だが
迷いもなくまじめな顔で
2人に言われると
それでもいいのかな?と
信じてしまいそうだったが
さすがにそれは間違っていると
小皿を取り上げて
処方で指定された分量だけにして
小皿をかえした
父と母
2人分の薬を
小皿に用意する
これもまた
私の役割になる日がやってきた
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